最近読んだマンガ 花もて語れ 11巻 [マンガ]
花もて語れ 11巻
朗読を題材にしたマンガ。そもそも朗読のプロの存在なんて知らなかった。
声優がやってるのはあるよね。
調べるといろいろ奥の深い世界らしい。
NPO日本朗読文化協会
http://www.rodoku.org/
このマンガでも参考にしている本。
ということでもの珍しさもあり読んできたが、いよいよ最終章に突入ということでいろいろすごいことに。
初期は月刊スピリッツ掲載で、一話でまとめる形式だったが、途中から週刊に移り、コミックスを意識した展開をするようになった。1巻を通して一つの朗読を見せるような。
この巻ではクライマックスの朗読コンクール。主人公のハナは4つの課題作品の中から坂口安吾の「風博士」を選んだ。
つまりこの巻を通じてハナが風博士を読む。当然読者は漫画とともに「風博士」ほぼ全文を読むことになる。省略はある。
今までは宮沢賢治や童話が主な朗読の題材で少々マンネリ感があったが、絵にし難いという点や難解さで一気にハードルが上がった気が。
漫画化された「風博士」と、客席で聴いているキャラクターたちの反応、難解な場面ではその解釈の根拠となる安吾の文学論等がページいっぱいの活字で載る。
さらに主人公の心情や過去の回想なども渾然となり、「風博士」の解釈、そして主人公が「風博士」を選んだ意味が明らかになっていく。
なんて文学的。
普通の漫画で11巻ともなれば人気も安定してきて引き延ばしに入り、読むのにたいして時間もかからなかったりするが、これはたっぷりと時間がかかった。
そして次にポッと出だが因縁ある最強のライバルが朗読する番。
朗読する作品はなんと夢野久作「瓶詰地獄」。
ライバルが「瓶詰地獄」を読み始め、その実力の違いに主人公が驚愕するところで次巻への引きとなる。
パブリックドメインなんで無料版もありますが。
丸尾末広も漫画化している瓶詰地獄。この作者がどう料理するのか楽しみです。
過去巻
花もて語れ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 4 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 5 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 6 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 7 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 8 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 9 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 10 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
iBooks
花もて語れ(01) - 片山ユキヲ & 東百道
花もて語れ(02) - 片山ユキヲ & 東百道
花もて語れ(03) - 片山ユキヲ & 東百道
花もて語れ(04) - 片山ユキヲ & 東百道
花もて語れ(05) - 片山ユキヲ & 東百道
花もて語れ(06) - 片山ユキヲ & 東百道
花もて語れ(07) - 片山ユキヲ & 東百道
花もて語れ(08) - 片山ユキヲ & 東百道
花もて語れ 11 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 作者: 片山 ユキヲ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/02/28
- メディア: コミック
朗読を題材にしたマンガ。そもそも朗読のプロの存在なんて知らなかった。
声優がやってるのはあるよね。
朗読劇「まおゆう魔王勇者 人間宣言 ~名もなき少女が 魂の解放を叫ぶ~」 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- メディア: Blu-ray
調べるといろいろ奥の深い世界らしい。
NPO日本朗読文化協会
http://www.rodoku.org/
このマンガでも参考にしている本。
ということでもの珍しさもあり読んできたが、いよいよ最終章に突入ということでいろいろすごいことに。
初期は月刊スピリッツ掲載で、一話でまとめる形式だったが、途中から週刊に移り、コミックスを意識した展開をするようになった。1巻を通して一つの朗読を見せるような。
この巻ではクライマックスの朗読コンクール。主人公のハナは4つの課題作品の中から坂口安吾の「風博士」を選んだ。
つまりこの巻を通じてハナが風博士を読む。当然読者は漫画とともに「風博士」ほぼ全文を読むことになる。省略はある。
今までは宮沢賢治や童話が主な朗読の題材で少々マンネリ感があったが、絵にし難いという点や難解さで一気にハードルが上がった気が。
漫画化された「風博士」と、客席で聴いているキャラクターたちの反応、難解な場面ではその解釈の根拠となる安吾の文学論等がページいっぱいの活字で載る。
さらに主人公の心情や過去の回想なども渾然となり、「風博士」の解釈、そして主人公が「風博士」を選んだ意味が明らかになっていく。
なんて文学的。
普通の漫画で11巻ともなれば人気も安定してきて引き延ばしに入り、読むのにたいして時間もかからなかったりするが、これはたっぷりと時間がかかった。
そして次にポッと出だが因縁ある最強のライバルが朗読する番。
朗読する作品はなんと夢野久作「瓶詰地獄」。
ライバルが「瓶詰地獄」を読み始め、その実力の違いに主人公が驚愕するところで次巻への引きとなる。
パブリックドメインなんで無料版もありますが。
丸尾末広も漫画化している瓶詰地獄。この作者がどう料理するのか楽しみです。
過去巻
花もて語れ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 4 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 5 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 6 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 7 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 8 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 9 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
花もて語れ 10 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
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花もて語れ(01) - 片山ユキヲ & 東百道
花もて語れ(02) - 片山ユキヲ & 東百道
花もて語れ(03) - 片山ユキヲ & 東百道
花もて語れ(04) - 片山ユキヲ & 東百道
花もて語れ(05) - 片山ユキヲ & 東百道
花もて語れ(06) - 片山ユキヲ & 東百道
花もて語れ(07) - 片山ユキヲ & 東百道
花もて語れ(08) - 片山ユキヲ & 東百道
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