最近見たDVD「ドクター・モローの島」とか [DVD]
エンタムービー 本当に驚いたSF映画 (メディアックスMOOK)
桂千穂
エンタムービー 本当に驚いたSF映画 (メディアックスMOOK)
- 作者: 桂 千穂
- 出版社/メーカー: メディアックス
- 発売日: 2014/12/18
- メディア: ムック
よくあるムックだが他と違うのは脚本家桂千穂が一人で書いていること。
このシリーズよく売れたようで一昨年末から何冊も出ている。
カルトムービー 本当に面白い日本映画 1945→1980 (メディアックスMOOK)
- 作者: 桂 千穂
- 出版社/メーカー: メディアックス
- 発売日: 2013/12/18
- メディア: ムック
カルトムービー 本当に面白い日本映画 1981→2013 (メディアックスMOOK)
- 作者: 桂 千穂
- 出版社/メーカー: メディアックス
- 発売日: 2014/04/30
- メディア: ムック
カルトムービー 本当に恐ろしいホラー映画 (メディアックスMOOK)
- 作者: 桂 千穂
- 出版社/メーカー: メディアックス
- 発売日: 2014/07/28
- メディア: ムック
エンタムービー 本当に面白い時代劇 1945→2015 (メディアックスMOOK)
- 作者: 桂 千穂
- 出版社/メーカー: メディアックス
- 発売日: 2015/06/29
- メディア: ムック
桂千穂は80過ぎのおじいちゃんなので、もちろん直に執筆している訳ではなく、語りをライターがまとめて文責も編集部だと明記してある。
お年寄りの話は聞いた方が良い。脚本家ならではのウンチクも多い。
あと、映画は面白いだけで100点だというポリシーで批判がないこと。
あの作品褒めた記事初めて読んだ…。なんてのも多い。
とは言え褒めたりウンチクだけでページが埋まるわけでもなく、ほぼ全作品ネタバレ上等のあらすじが語られている。
なので見ていないが見る可能性のある作品のページはじっくり読む訳に行かず飛ばしてしまう。
ざっと数えたら約150作品のうち1/3程度しか見ていない。
で、DVDで買ってあるのに見ていないのが十数作ある。この機会に見ていこう。
とりあえず開けてみてみたのがこれ。
桂千穂が公開時に見たラストとこのDVD版のラストは違うらしく解説されているが、DVDは米国公開版でハッピーエンド、日本公開版はバッドエンドだったらしい。
特殊メイクも頑張っているしロマンスもしっかり組み込んであるし確かによく出来ている。
が
やっぱりこっちが好き。
96年の「D.N.A/ドクター・モローの島」。ものすごく評判悪いけど。
D.N.A. / ドクター・モローの島 ディレクターズカット [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- メディア: Blu-ray
最近知ったんだけどこっちのドクター・モローの島は、「ホドロフスキーのDUNE」に出てきたカウボーイハットのおじさんことリチャード・スタンレーのメジャーデビュー作になるはずだった。
ホドロフスキーのDUNE/リアリティのダンス 初回生産限定版 Blu-ray BOX
- 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
- メディア: Blu-ray
だけどマーロン・ブランドとヴァル・キルマーがお前なんか知らんと言って4日で監督を降ろされ、ブランド、キルマーは脚本にまで手を出し好き放題やって、急遽呼ばれたフランケンハイマーどうにかこうにかまとめたのがあの映画らしい。
その顛末は当時から雑誌などでも紹介されたらしく、その先入観ある人はまあ酷評するわな。
さらに近年その顛末を描いたドキュメンタリー映画が公開されたらしい。
Lost Soul: The Doomed Journey of Richard Stanley's Island of Dr. Moreau
IMDB
http://www.imdb.com/title/tt3966544/
何故今? と思わんでも無いがそこそこ評判は良い模様。
限定公開も終わって動画配信が開始されたあたり。
米国版iTunes。
すごく見たいのだが日本語版は…無理かなあ。
リチャード・スタンリーの初期作「ハードウェア」がやっと日本でも円盤で出るので期待したい。
しかしますます96年版の評価は貶められそうだが、なんにせよスペシャルな映画であることは間違いないのだ。
最近買ったBru-lay ピクニック at ハンギングロック [DVD]
ピクニックatハンギング・ロック HDニューマスター<コレクターズ・エディション> [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- メディア: Blu-ray
発売元商品解説サイト
http://zeque-movie.com/titles/dvdblu-ray/picnic-at-hanging-rock.html
本ブログのタイトル元ネタでもある傑作。アフィで稼いだギフトがちょうどこれを買えるくらい貯まっていたので購入しました。ありがたいことです。
本編はディレクターズカット107分だが、DC前のオリジナル版がスタンダードとビスタで入っているほか、別ディスクにはこれでもかと言わんばかりの特典収録で総収録時間は8時間を超える。
こだわりの決定版。
以前買ったiTunes配信版と見比べてみる。
ブルーレイのディレクターズカット本編と同一でした。もうオリジナル版単独の商品化は監督が許さないそうなんで当然ですね。字幕の入るタイミングまで一緒。
ただ、iTunes版は小さい画面で見る事を想定してか、字幕の大きさが一回りかそれ以上大きく、位置も縦置きが多かったりと調整してありました。やっぱり手間はかかるんですな。
実話をもとにした小説の映画化、ではなく完全なフィクションらしいと最近知りましたがもはやそんな事はどうでも良い。
で、ブルーレイののディレクターズカット本編を大きめの画面でゆっくり鑑賞。画質は冒頭こそちょっとゴミが目立つが後は良好。
やっぱり怖い。怖すぎる。これだけ恐怖と美しさが同居する映画もそうない。
主役らしい主役もいないし解決らしい解決もない。
でもまあ世の中そのようなものだし、ましてや1900年のオーストラリアには監視カメラも科学的捜査もない。
ピクニックの昼下がりに時計が止まって、皆がまどろんでいるうちに少女と教師が消えたっておかしくはないのだ。
最近のAmazonDVDセール [DVD]
いつもの在庫調整。
つらつら見てみる。タイトル脇の割引率はあくまでブログ執筆時。
パララックス・ビュー 87%引き
Amazon以外からの出品なので70%超えの割引で580円。
鬼灯の冷徹EDの上坂すみれの曲と同タイトルだが、Wikipediaによるとこの映画を見た作詞の大槻ケンヂがこのタイトルにしたとか。
セール外だが同監督の「ソフィーの選択」は評価高。
【Amazon.co.jp限定】鬼灯の冷徹 第6巻 (期間限定CD地獄・ジャケットカード付き) Aver. [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: キングレコード
- メディア: Blu-ray
飛べ!フェニックス 49%引き
よく一緒に購入されている商品で並んでいるのが
ロンゲスト・ヤード スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- 発売日: 2010/08/05
- メディア: DVD
なんだが、これ、押井守の近著、日経のWeb連載をまとめた
で紹介してた奴だ。
押井はアルドリッチ推し。
地球の危機 61%引き
これはTwitterで某漫画家が推していた。
その他
マレーナ 60%引き
ディレクターズカット入りで1000円だと。DVDあるけど買い替えるわ。
恐竜100万年 50%引き
ラクエル・ウェルチの肢体とハリーハウゼンの恐竜の競演。
持ってるはずだが800円ならもう一枚あってもいいレベル。
あとはランキング上位の。
最近見たBru-lay クルードさんちのはじめての冒険 [DVD]
公式サイト
http://video.foxjapan.com/release/croods/
ビデオスルーのドリームワークス製アニメ。ヒックとドラゴンのクリス・サンダース監督が共同監督。
クルードさんちのはじめての冒険 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: Blu-ray
ドリームワークスアニメは昨年全米公開のRise of the Guardiansがヒットせずにリストラに踏み切ったという記事が。
http://eiga.com/news/20130228/3/
80億円の赤字被るとかスケールが違う。
ジョージ・ルーカスがドリームワークスアニメ会長と婚約なんてニュースもあった。人付き合いのスケールは小さいな。
http://eiga.com/news/20130107/6/
Rise of the Guardiansは「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」の邦題でやはりビデオスルー。
クルードさんちと同時期にパラマウントよりDVDのみリリース。
パシフィック・リムのギレルモ・デル・トロ製作総指揮というのが売りになっています。
評価はそんなに悪くないし面白そうなんでこっちも買いましたがまだ見てない。
クルードさんちから20世紀フォックス配給になったとのことで、こっちはブルーレイも3Dブルーレイも出てます。
クルードさんちのはじめての冒険 3枚組3D・2Dブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: Blu-ray
で、中身は面白かったです。子供向けに大画面3Dテレビを持て余しているご家庭にはたいへんよいコンテンツかと。
洞穴にこもって新しいもの禁止という保守的なお父さん率いる家族が、天変地異に見舞われて新たな環境への適応を余儀なくされて行くおはなし。
偏屈なお父さんのオリジナルキャストはニコラス・ケイジ。いかにもニコラス・ケイジなキャラ。
石器時代なんだけど明らかに地球ではない素っ頓狂な独特の生態系で、愉快なクリーチャーに雄大な風景が見物。
吹き替えで見ましたが主役2人はパクロミと小野大輔という中堅コンビにおばあさん役で野沢雅子という実に真っ当な吹き替え。
いかにも3D向けのアクションも多彩で、これは劇場で観たかった。
世界54カ国で初登場1位とのことだが何故日本はハブられたか。
…天変地異で家を失うあたりがアレかなあ。でも地震の描写はちっともなってないというか全く怖くないんだな。作った人たち地震で怖いと思ったことなさそう。北米ってそんなに地震少ないのか。
日本語版Wikipediaの記事が結構充実しているのに見終わってから気づいた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/クルードさんちのはじめての冒険
原案、モンティ・パイソンのジョン・クリーズとか。
クリス・サンダースは「ヒックとドラゴン」より前から参加していた、というかこれの監督をやるためにドリームワークスに入ったとか。
ヒックとドラゴン スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- メディア: Blu-ray
意外な情報満載でありがたい。
来年6月にはヒックとドラゴン2の全米公開が予定されてるがこれはさすがに日本でも劇場公開するだろう…な。クリス・サンダースは監督でなくエグゼクティブ・プロデューサーになるようですが。
最近買ったDVD ミステリー・ゾーンDVDコレクションVol.1 [DVD]
隔週刊 ミステリー・ゾーンDVDコレクション 2013年 9/18号 [分冊百科]
- 作者:
- 出版社/メーカー: アシェット・コレクションズ・ジャパン
- 発売日: 2013/09/04
- メディア: 雑誌
公式サイト
http://www.mysterydvd.jp/home.html
ウルトラQにも影響を与えた言わずと知れた傑作SFドラマ、ミステリー・ゾーン。
2000年頃コロムビアからDVDが新吹き替えでリリースされましたが、結局全エピソードは出せずに中断。
ミステリーゾーン(1) Twilight Zone [DVD]
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- メディア: DVD
今回分冊百科で登場ですが、ちょっと調べたらこの2、3年で2回も会社を変えて出ては中断してるんだとか。
1度目はたった4号。2度目は静岡県のみの発売で10号。
今回フランス企業のアシェットから満を持して、3度目の正直となるのか2度あることは3度あるのか。
TVCM打ったりネット広告もけっこう目についたり、結構本気っぽいんですが。公式サイトによると一応84号の予定とか。
2号以降1790円なので本当に出ればざっと15万円超、隔週なので3年ちょい。
北米版ならブルーレイボックスが3万ほどで買えてしまうけど、やっぱり日本語吹き替えがないと。
レビューでコピーが送られてきたとか恐い話が載ってますが。マケプレで変な業者だったのかなあ。
特に見たいエピソードは、第4シーズン1話の「おのれの影」。
小さい頃深夜に見て大変印象に残っている。
自分が実はアンドロイドだったというネタですが、この自分の試作品というか出来損ないがずらりと並んでいるのを見せつけられてショックを受けるシーンが、コン・バトラーVの敵役ガルーダが同様にショックを受けるシーンとそっくりで。何にでも元ネタはあるもんだと思ったもんです。
出来ればちゃんと見比べてみたい。
これはコロムビア版Vol.16に収録されているようなので、ちょっとプレミアついた中古を買えば見られるようだし、原作も文春文庫に収録されているらしい。
ミステリー・ゾーン(16)~Twilight Zone~ [DVD]
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- メディア: DVD
とはいえ分冊百科は狙った号だけ買えるようなものではなく、そのうち定期購読者分しか作らなくなって書店にも流通しない。
Vol.1収録の3本はどれも面白かったし、毎月3千円超はきついが値段相応の価値はあると思うのでこの機会に全部見るつもりで定期購読申し込むべきか。
でも全部買い終わる頃に日本語版ブルーレイBOX発売とか決まったら泣けるなあとか、いざ84号も出されたら置き場所がないとか、いやどうせ中途で中断するだろうからパイロット版含む特典ディスク目当てでとっとと申し込んでしまえとか、通販にすると月一でしか送られてこないから、隔週で手に入るよう近場の本屋で予約しようかとか、いや、仕事帰りに買えるよう職場近くの本屋に頼もうかなどなどしばらく悩み中なのであった。
世にも不思議な物語 2 ( DVD10枚組 ) BCP-059
- 出版社/メーカー: 株式会社コスミック出版
- メディア: DVD
世にも不思議な物語 3 ( DVD10枚組 ) BCP-066 [DVD]
- 出版社/メーカー: 株式会社コスミック出版
- メディア: DVD
最近見たDVD 1308 [DVD]
フィツカラルド
10年以上前に買ったこれの封を今切ったのは、こないだAT-Xで今川ジャイアントロボを見たので(えー)。
「ジャイアントロボ THE ANIMATION ~ 地球が静止する日 ~」 アルティメットBlu-ray BOX [期間限定生産]
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- メディア: Blu-ray
途中までVHSのレンタルで見ていたが、あんまり途中が空いたからレンタル屋が入れなくなったり潰れたりで全部見たのは初めてだ。
こっちも色々言いたいが、また。マンガの方が完結したときにでも。
ジャイアントロボ~バベルの篭城~ 4 (チャンピオンREDコミックス)
- 作者: 横山 光輝
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2013/04/19
- メディア: コミック
で、フィッツカラルドだが大変良かった。「船が山を登る映画」というのは聞いていたがいざ見ると想像を絶していた。
今川監督なら指パッチンで山割って終わりだ。
真マジンガーZは富士山切って終わりでしたね。
真マジンガー 衝撃!Z編 Blu-ray BOX 3<最終巻>
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- メディア: Blu-ray
最近の今川監督はどうも絵にならないものを絵にしようとしているようなもどかしさがある。
それはさておきヘルツォーク。
あまりに疑問点が多いので監督と製作の出るコメンタリー全部聞いた(字幕で読んだ)。やはり想像を絶するエピソード満載で大変楽しかった。
<BD-BOX>ヴェルナー・ヘルツォーク作品集I [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- メディア: Blu-ray
最近ブルーレイと新版のDVDが出たが、ネットの商品解説やレビュー見る限りこっちにはコメンタリーが入っていないっぽい。もったいない。
しかも音声も独語版のみらしい。
オリジナルは英語なので吹き替え版と言うことだ。
コメンタリーでさんざん監督が独語版の方が良いと言っていたから監督の意向なんだろうが、ネイティブでないとわからないニュアンスレベルの話では無かろうか。どうせ字幕しか見ない日本人としてはクラウディア・カルディナーレの肉声等が聞けた方が嬉しいような。
というわけで東北新社版DVDの価値はこれ以上下がりそうにないのだった。
あんまり裏話とか興味なければブルーレイで壮大な映像を堪能すればいい。
主演のクラウス・キンスキーは最近長女に性的虐待を告発されたが、5歳はまずいわな。
http://www.cinematoday.jp/page/N0049324
ナスターシャも無事なわけはないが…。
アイアンクラッド
これはぐっと最近、とはいえもう廃館してしまったシネパトス単館もの。
上映時から評判良かったので買いました。
13世紀イングランドで、ジョン王に反旗を翻した騎士と諸侯がロチェスター城にこもって籠城線。
第一次バロン戦争というあんまり馴染みのない題材だが、けっこうしっかり作ってある。
中世ヨーロッパの戦闘をしっかり描いた映画は少なく、「ベルセルク」の三浦建太郎はブアマンの「エクスカリバー」のパンフをボロボロになるまで資料として重宝していたとか。
この映画は「エクスカリバー」より残酷描写が凝っていて、四肢切断もお手の物。
「プライベート・ライアン」以降だと中世ものもこうなるのかと。
ポール・ジアマッティによる史上最悪のイングランド王のスピーチも迫力があります。
プライベート・ライアン スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- メディア: Blu-ray
英国王のスピーチ コレクターズ・エディション [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- メディア: Blu-ray
DVDのメーカーはアーススターなんだけど、封入特典は無し。映像特典もメニューから簡単な歴史背景とか年表とか見られる程度。
あとなんだかずいぶん画質が悪い。色がスカスカだし解像感もよくない。全体的に薄暗い印象で再現が難しいとは言え、メジャースタジオのDVDだといくら安くてもこんな事はないのだが。映画館で観たかった。
マンディンゴ
「あいつら本当は知ってやがるんだ。俺たちが人間だってことを!」
わりと有名で最近DVD化。
傑作。差別とセックスと暴力だけで綺麗事皆無。
リチャード・フライシャーがなんでこんな石井輝男ばりのゲテモノ映画を撮ったのか。
プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティスの力なのか。
巨匠たちのハリウッド リチャード・フライシャー傑作選 DVD-BOX
- 出版社/メーカー: ビデオメーカー
- 発売日: 2013/07/04
- メディア: DVD
ただセックスといっても直接描写はなく乳首すら出てこない。
もう少し踏み込んだ描写があればという不満もなくはないが、レビューによるとVHS版ではまさにもう少し踏み込んだ描写があったとか。そういうのやめて欲しい。
IVCだし、出ただけですごいんだろうが。
あ、パッケ裏のあらすじはほぼネタバレなので見る前に読まない方がいいです。
暴力シーンはばっちりで、アリに勝ったこともあるヘビー級ボクサーケン・ノートンの格闘シーンが見られます。まだ格闘技とは言えない、目つぶし金的噛みつき何でもありの実に陰惨な奴隷同士の見せ物ファイト。なぜバーリトゥードでも目つぶしと噛みつきは禁止なのかよくわかります。
カポエイラは腕を繋がれた黒人奴隷が足だけで戦うために発展したとか聞いたことあるんだが、黒人がカポエイラで白人をバッタバッタとなぎ倒すような映画つくれば受けるんじゃあないのか。
エレナ主役でストIII映画化でも可。
中国ではいまだに手刀で日本兵をまっぷたつにするような反日ドラマが盛んだとかこないだテレビでやってた。
差別と言っても当時の白人は信仰心篤いだけで、本気で神が奴隷制度を正当化していると信じているいう建前だったわけで、リンカーン以降そのへんどのように折り合い着いたのか、アメリカ史には暗いので良く分からんのですが。
積んであるこのゲームをやらなきゃいけない気がしてきた。
Bioshock Infinite(バイオショック インフィニット)
- 出版社/メーカー: テイクツー・インタラクティブ・ジャパン
- メディア: Video Game
おおいにインスパイアされたらしいタラの新作もまだ見てない。
ジャンゴ 繋がれざる者 ブルーレイ&DVDコンボ(初回生産限定) (2枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- メディア: Blu-ray
最近見たBlu-ray ヱヴェンゲリヲン新劇場版:Q [DVD]
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.(初回限定版)(オリジナル・サウンドトラック付き) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: キングレコード
- メディア: Blu-ray
GWにとりあえずやったのは、買っておいたQのブルーレイ視聴。あとは寝た。
もう生フィルムつかないのね。サントラCDとブックレットがついてます。
再生してちょっとどうかと思ったのは、巨神兵と本編がタイトルとして一緒になっていて、ヱヴァ本編だけ見たいときはチャプターで飛ばすしかないこと。「劇場公開時の形態を再現」とブックレットにはある。でもヱヴァ本編はもう劇場公開時と違うじゃない。
巨神兵はてっきりメイキングとか展覧会の記録と合わせてジブリブランドでパッケージ化するもんだと思ってたのになあ。メイキング込みで面白くなる映画なのに。
それはさておき、このBlu-rayの仕様でありがたいのは、本編で台詞が聞き取れなかったり描写が不明瞭だったりしたところは、すぐさまポップアップメニューでアフレコ台本を呼び出せるところ。
ブックレットとアフレコ台本のおかげで、公開時に感じたイライラの大半は解消しました。
アレはアレの骨と明記されていただけでも収穫です。
ヴンダーも、○○が本来の主とか言っていたので、ああ、あれはヴィレが1から作ったのではなくネルフかゼーレが作っていたものを強奪したのだな。なら月とか宇宙空間で作っていたものかも知れないな。とか考えてなんとなく納得。
でもやっぱり大艦巨砲主義の亡霊的で、発進後あっけなく空飛ぶエヴァに装甲破られてシンジ君強奪されるのは間抜けだなあ。後半の挙動は戦艦というより戦闘機なんだけど。
勘違いしていたのは冒頭で2号機襲っているのも、棺からパタパタ出てきたのも、ヴンダーの主翼に絡みついてきたのもみんな同型で、使徒ではなくエヴァマーク4というものらしいです。
普通の戦艦が空飛ぶのはまだよくわからない。ピアノ線がはっきり見えるようになったけど、そういう問題じゃあない。艤装コクーンとやらの構造も何が何だか。
冬月が将棋を打つと言ったのはそのままでした。当時「打つ」でなく「指す」だと一部で盛り上がっていたのでもしかしたらと思ったのだが。
序盤の大人達がシンジ君に対して大人げなさ過ぎなのと終盤シンジ君がものを考えなさすぎるのは相変わらずのイライラポイントですが、もうお笑い要素ととらえることにしました。
映像特典はRebuild of EVANGELION:3.33という、各シーンの撮影素材と完成画面を組み合わせたりしたものを高速で編集した10分ほどの映像。文章や音声による解説はなし。ブックレットに多少解説あり。
どのシーンもいかに手間がかかっているか分かります。連弾のシーンは実際にピアニストに弾いてもらうところを19台のカメラで撮影したものをカット割りしてロトスコープしたとか。ピアノは内部も含め全部CG。
あとほとんどのシーンでレイアウト段階からCG使って破綻の無いようにしている。とにかく楽なシーンなんてない。
CGといえばSF新世紀レンズマン。あれから約30年。進歩したものだ。
SF新世紀レンズマン〈劇場版〉 レンズマン・ザ・ムーヴィー [Laser Disc]
- 出版社/メーカー: キャニオンレコード
- メディア: Laser Disc
DVD出てなかった。
逆シャアもコロニーがCGとかで当時話題になったような。
コルドバの90度回頭で大騒ぎしていたのも今は昔。
ヴンダーは手描きでは止め絵すら不可能なのでは? プロモデラーでも立体化難しそう。
そういや今回は海洋堂リボルテックとの連携が後手後手で、7月にやっと13号機が。
リボルテックヤマグチNO.136 エヴァンゲリオン第13号機
- 出版社/メーカー: 海洋堂
- メディア: おもちゃ&ホビー
Blu-ray発売記念で初号機とマークセットとか。
リボルテックヤマグチNO.EX エヴァンゲリオン初号機&Mark.06スペシャルエディション
- 出版社/メーカー: 海洋堂
- メディア: おもちゃ&ホビー
公式には8号機αが6月とあるが、Amazonにはまだだな。
ブックレット見る限りあと3,4体は商品化出来そうなんだが。
まあそんなこんなでアニメ表現の最先端を行っているのは確かなので好きなシーンをじっくりコマ送りでもしてみればいいかも知れない。
本来のQこと、破の時の予告が見たくなって破のディスクを取り出してちょっと見てみたが、もうキャラとか古くさく感じる。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.【通常版】 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: キングレコード
- メディア: Blu-ray
次は何年後かなー。
最近見たOAD じょしらく5巻 [DVD]
DVD付き じょしらく(5)限定版 (講談社キャラクターズA)
- 作者: ヤス
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/02/08
- メディア: コミック
昨年のアニメですがじょしらくはけっこう好きで、円盤買おうかと思ったほど。
水島努に横手美智子による、新房シャフトとは全く違った久米田ネタの昇華。
とらドラつながりか田中将賀キャラに若手中心の声優陣も良かった。
しかし結局円盤買わなかったので今回、マンガ単行本おまけの新作DVD買って見てみました。
面白かったのですが、1話分にしてはいいお値段。
何か特典はないかとメニューを見ると原作者久米田康治と作画ヤス氏のオーディオコメンタリーが。
これが狙ってるんだろうがなかなかひどい。
そもそもアニメがまだ完成していないコンテ状態だったらしく、アニメに関する話はほぼなし。
半分くらいは。「喋るのが嫌でこういう仕事してるのに」といった愚痴。そりゃそうだ。
普通コメンタリーといったらしゃべり慣れている人気声優か、裏方を出す場合には司会を立てるか。
それをわざと裏方二人をつきあわせ未完成のフィルムを前に何をコメントしろと。
しかし中盤、ヤス氏の捨て身のネタ暴露で一気盛り上がりピー音乱舞。さらに脱線。
あれ? 終わり? 録りなおそうとか言っているうちに終わる。
普通にコメンタリーとして考えるとどうかと思うが、この辺はあくまでマンガのおまけなので、マンガ版作者二人のファンにはある種たまらんだろう。
日本のアニメにコメンタリー導入したのは倉田英之だとか。
R.O.D -THE COMPLETE- Blu-ray BOX 【完全生産限定盤】
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- メディア: Blu-ray
三浦理恵子はまた声優やるべき。
あんまりもうアニメのDVDとか買わないんだけど、最近聞いたコメンタリーではこれもひどかった。
ゆとりちゃん(悠木碧)とダミー川口監督のgdgdな掛け合いが90分続く。
ダミー川口監督って誰だよ。
洋画もたいていコメンタリーが入っているが、ヒアリングできないので約2時間ずっとコメンタリーの字幕を見ると言うことになりよほどでないとスルーしてしまうのだが、
ザルドスのジョン・ブアマン監督のコメンタリーは結構面白くて全部見た覚えがある。
最近見たBlu-ray ブリキの太鼓 ディレクターズカットとか [DVD]
掲載した写真集の広告が児童ポルノでヤンマガが発売延期という前代未聞の事態とか。
炎上商法にしても回収費やら再発売の費用やら、広告主への謝罪やら、1週遅れたら単行本のスケジュールもがたがたになること考えたら全く割の合わないレベル。いくら講談社とはいえ。
肝心の写真集の発売も白紙だそうだし。
同様の写真はスポーツ紙にも掲載されていたようだがなかったかのようにだんまり。
どうも現場でAKB関係者がごり押ししたとかなんとか。
で、この正月休みに見たブルーレイの1本がブリキの太鼓ディレクターズカット。
ブリキの太鼓 ディレクターズカット ブルーレイ [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 角川書店
- メディア: Blu-ray
これは大好きな映画なんで円盤出るたびに買ってます。
前回2009年に出たHD DVDとDVDのセットの監督インタビューでも、今回の特典の監督インタビューでも触れてましたが、この映画、アメリカのオクラホマ州で上映の際に児童ポルノだとして訴えられたそうなんですな。
エログロなシーンはたくさんあるんですが、問題になったのは主役のオスカル君が少女の股間に顔を埋めるシーン。なにしろ当時11歳ですから。
撮影時には少女役の子も大層恥ずかしがり、監督はホテルにあった紙にいかに裸が見えないように撮るかメモ書きをしてなんとか撮影したとか。
法廷ではそのメモ書きとかから直接裸を見ていないことないことや、性器はフェルトで隠していたことを主張してなんとかことなきを得たそうで。
カンヌのパルム・ドールと米アカデミー賞の外国語映画賞という、最大級の評価を得た映画でもこれですから、児童ポルノと芸術性の有無云々は関係ないんですね。
…という事例を知っていたので今回の件は致し方なしと思いましたがネットでは賛否両論でしたね。
個人的には漫画誌のグラビアを、ルックス的にはちっともたいしたことのないAKB関係が出まくることには本当に辟易しているので、これを機に引っ込んでもらえるとありがたい。
あとこういうのをごり押ししちゃうような意識のAKB関係者が国内の仕事だけでなく五輪招致に名を連ねるのはどうなのかと思います。
で、このディレクターズカット版は、数年前にベルリンのラボから6万メートルにもわたる「ブリキの太鼓」のオリジナルネガを、うちも閉鎖するから廃棄していいかと連絡があったことから制作されたもので、ようやっと本来の姿に戻ったのだとか。
ラスプーチンを幻視し観客に語り始めるオスカル、ノルマンディーで修道女昇天等20分ほどのシーンが追加されています。
確かにあった方がいいシーンばかりなのですが、なくてもパルム・ドール撮っちゃったのが映画の難しいところ。
公開版のディスクも取っておきます。
ブリキの太鼓 (スマイルBEST HDニューマスター版 スタンダード・エディション) [DVD]
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- メディア: DVD
あと正月にはやっぱり好きな映画である「D.N.A. ドクター・モローの島」のブルーレイを見ました。
D.N.A. / ドクター・モローの島 ディレクターズカット [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- メディア: Blu-ray
これもディレクターズカット版なんですが4分ほどしか違わないのであんまり分からないです。
そもそもニューラインがワーナーに買収されたおかげでこんなに早く廉価のブルーレイが出たのでワーナー様々です。
一般的な評価はボロクソでDVDはすぐ廃盤になったけど値段も上がったのでやっぱり好きな人は好きなんだと思います。
とにかく主人公の状況が何一つ好転しないのが素晴らしいです。開始時でボートで漂流中という絶望的状況にもかかわらず。
マーロン・ブランドのマッドサイエンティストぶりもぞくぞくする。
今回特典で収録された短いメイキングでは、とにかくヴァル・キルマーがはしゃいでました。デジタル・ドメインのスタッフが、初めてフルCGのキャラを動かせたと。Wikipedhia見たらデジタル・ドメインって昨年破産して中国資本下に入ったとか、むう。あとスタン・ウィンストンもちらりと出てきましたが、彼ももう、2008年に亡くなっている。80年代は遠くなりにけり。
タイタニック 3D・2Dブルーレイ スペシャル・エディション(4枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: Blu-ray
ついでにいうと、「アマデウス」は明確に公開版の方が良いと思うのだが、今ディレクターズカット版しかブルーレイ出てないので何とかして欲しい。
最近見たDVD スパルタカス I [DVD]
公式サイト
http://video.foxjapan.com/tv/spartacus/
GWは出かけることもなくひたすらモンハンやっていたような。
あんまり海外ドラマ見る習慣無いんですけど、これはやたらエログロだエログロだというので気になってました。
量販店にDVD買いに行ったら、3枚3000円コーナーに1巻があったので、ちょうど欲しいのが3枚に足りなかったことだし買ってきました。よく見たらこれR-18なんですけど、こんな堂々と売っていいのか。
2010年の作品で、当時国内でもスターチャンネルで放送したそうですが、今回はテレビで放送できなかったシーンまで含めて満を持してのソフト化みたいです。
早速見てみましたが、肉体は止まっているのに血だけ飛び散っていったりとか、大変凝ったケレン味あふれる映像満載です。
エロも確かにすごい、というか登場人物はやたらとまぐわいますが色気もへったくれもない。
あと剣闘士の養成所のシーンでは堂々と成人チンコが映りまくりで、こんなにはっきりチンコが映る市販の映像ソフトを見るのは初めてじゃないかと。
R-18とはいえ国産のソフトだったら東京都が黙ってないんじゃないかというくらい。
続きはBOXでということですが今のところAmazonでは売り切れ。R-18といってもアダルトにカテゴライズされていないし、そりゃ売れるだろう。
字幕、吹き替えがいらないなら海外版が売ってますな。国内の半額くらい。
Spartacus: Blood & Sand: Season 1 [Blu-ray] [Import]
- 出版社/メーカー: Starz / Anchor Bay
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武藤や杉本彩はともかく、18になったばかりの紗綾をPRに使ったり、さすがに本編以外も金のかけ方が違う。というかあざとい。
ほとんどの劇場では特大モザイクでげんなりしたドラゴン・タトゥーの女も、パッケージ版はR-18バージョン入っているみたい。映像のレーティングはよく分からん。
【Amazon限定】ドラゴン・タトゥーの女 デラックス・コレクターズ・エディション スチールブック (2枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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スパルタカス役の人は大変かっこいいですが、なんと第2シーズンを撮る前に40の若さで病気で亡くなってしまったそうです。もちろん代役を立ててシーズンは続行。7月から日本でも放送開始だそうです。
その前に前日譚のミニシリーズがリリース。
スパルタカス序章 ゴッド・オブ・アリーナ ブルーレイBOX [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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スパルタカス序章 ゴッド・オブ・アリーナ DVDコレクターズBOX
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD
主役が亡くなったと言えばラース・フォン・トリアーのデンマーク産テレビドラマ「キングダム」
見たの10年以上前ですが、強烈なラストシーンは未だに覚えていて続きが気になっています。いいかげん代役立てて続き撮って欲しいところです。
まあ、この海外ドラマス「パルタカス」、マッチョ好きやひたすら何も考えず古代ローマ風エログロバイオレンスに浸りたいという向きにはぴったりだと思います。
個人的には13話も見るのはきついかなー。