最近やったゲーム ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド [据置ゲーム]
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(以下BotW)のレビュー兼一年のまとめみたいな記事。
BotWがどれくらい凄いゲームなのか、今年のゲーム関連の賞を総なめにした今でもうまく伝える言葉がない。
数字でいうと、metacriticで数点しか違わない前作のスカイウォードソード。自分の場合、あれはクリアにかかった時間は20時間ほどだが、買ってから4年ほどかかった。マンネリ感とWiiの操作感にあまり乗れず、長めの休みにまとめてやるといった感じだった。やりこみ要素に手を付けていない。
今作は発売日に買い、なるべくのんびりプレイして、クリアまでにさざまな要素をやり尽くすつもりだったが、結局一応クリアしてエンディングを見たのは約2ヶ月後、プレイ時間は200時間ちょっと。どれほどのめり込んだかお分かりいただけるだろうか。
やり始めてすぐあまりの自由度と世界の作り込みに慄いた。しかしこちらはゲーム用のPCもPS4を持っていないので最新のゲームに触れているとはいえず、じつはこれが今の標準に追いついたか劣るくらいなのではと海外の評判をマメにチェックした。
結果はまあ、英語版Wikipedia(https://en.wikipedia.org/wiki/The_Legend_of_Zelda:_Breath_of_the_Wild)のReceptionを見れば分かるようにほぼ完璧な評価。外国人のゼルダ好きは異常なレベルだが、ゼルダ史上においても最大級の賛辞を与えられているようだ。
ここ数年の家庭用ゲーム業界の雰囲気としては、洋ゲーオープンワールドこそゲームの最先端で、和ゲーはもう人海戦術によるAAAタイトルの開発スタジオには敵わず、職人芸によるゲームバランスのみに秀でた小ぶりのゲームをつくるしかなく、歴史的使命は終わったのだと、そんな感じだったと思う。
しかし結局のところ、任天堂EPDこそ世界最強のゲームスタジオであり、ただ任天堂自社ハードの低性能戦略が枷になっていただけだったと証明されてしまった。
喜ばしく感じるとともに一体他の国産メーカーは何をやっているのかと悔しくもあった。ソシャゲでふやけてしまったか。
もちろん不満点も多々あった、ムービー多すぎじゃない、とかタイトルダサくない、とか。しかしいつになく積極的な情報開示、多々公開される開発者のインタビューを読むにつれほぼ納得。タイトルについても、100時間を超えたあたりでこれしかないと納得するに至った。
つまり「時のオカリナ」や「ムジュラの仮面」と「ブレス オブ ザ ワイルド」はイコール。この世界において野生の息吹こそがキーアイテムであり主人公なのだ。
ともあれまぎれもない傑作に接した興奮の中、この歴史的ゲームに対し自分ができることは何かと考え、やりこみ要素の一つ、世界に900個あるという「コログの実」をコンプしようと思ったのだ。で、コンプしたらコンプ報告を兼ねてレビューみたいなのを書こうと思った。
そして今2017年12月31日.プレイ時間は500時間を超えたが未だにコンプに至っていない。
攻略本にはすべての位置が載っているらしいので、それを見ていない証明はできないし、こういう(「押井守の『Fallout 4』通信」http://jp.automaton.am/articles/osii-fallout4/)押井監督のロールプレイに徹したやりこみとは違い、やりこみプレイとしての質はあまり高くないだろう。傍から見たら何の意味もない。
それでも、もう自分の中では自分との戦いというか、祈りにも似た行為となり止めるわけにはいかなくなっている。
やってみようと思ったのは、これ時間さえ掛ければ絶対やり遂げられるはずのものだからだ。
例えば後から出たマリオオデッセイ。これもクリアはしたが、純粋なアクションゲームなのでアイテムコンプするにはフレーム単位でのミスのないコントローラー操作が要求される。変態レベルの集中力と反射神経が必要。とても無理だ。スプラトゥーン2も買ったが、こちらを極めるというとランクS+を取ることだろうか。もちろん対戦ゲームなので他プレイヤーより多く勝ち続けなければならない。ちなみにC〜Bランクあたりを行ったり来たりでとても無理。
しかるに「コログの実」集めはただ広いマップに隠されたそれを探すだけ。アクション要素も多少はあるがどうということはない。他プレイヤーとの競争もない。よしやろう。と、思うじゃん。
しかしこのBotWのマップの広さは伊達じゃない。シームレスでこんなに広いマップは体験したことがない。しらみつぶしが出来ないのだ。今までいかにステージやエリアという限られたスペースの積み重ねのみで遊ばされていたことか。
どうすりゃいいのか。ゲーム内に表示されるマップをスクショ撮ってプリントアウトして繋げてアナログのマップ作って歩いた場所を記入しようかとか思ったが、有料DLC第1弾での「足跡モード」と「コログの面」これだよ。喜んで導入。導入直後はおもしろいように取れた、が、当然残り少なくなるに従い見つけるのは難しくなる。残り100を切ったあたりでは1時間に1個見つければ上出来。ただただ見落としている場所を探して歩きまくる。世界が手抜きなく作り込まれていて歩いているだけでもいろいろあって楽しいんだけど、さすがに、もう身悶えするほどの苦行と化す。
今残り25ってところでさっぱり見つからないんだけど、DLC第2弾が来たのでそっち堪能しています。普通のパズルやボス戦楽しい。報酬はバイクよりなんか崖を簡単に上り下りできるものがよかったなあ。とにかく上下移動がつらいから。
そんなこんなで今年はゲームばっかりやってました。来年もBotWで遊びます。夏までにはコログコンプしたいな。
アルバムにはハイラルで撮った綺麗な風景がたくさん貯めてあるけど、あえてこの一枚を上げたい。
500時間やってバグらしいバグこれくらいですよ。どっかから落ちて崖の中に入れちゃった。
この後アップデートあったからもう塞がってるかもしれないし、万が一開発者が見たら是非塞いで欲しい。
良いお年を。
BotWがどれくらい凄いゲームなのか、今年のゲーム関連の賞を総なめにした今でもうまく伝える言葉がない。
数字でいうと、metacriticで数点しか違わない前作のスカイウォードソード。自分の場合、あれはクリアにかかった時間は20時間ほどだが、買ってから4年ほどかかった。マンネリ感とWiiの操作感にあまり乗れず、長めの休みにまとめてやるといった感じだった。やりこみ要素に手を付けていない。
ゼルダの伝説 スカイウォードソード (期間限定生産 スペシャルCD同梱) - Wii
- 出版社/メーカー: 任天堂
- メディア: Video Game
今作は発売日に買い、なるべくのんびりプレイして、クリアまでにさざまな要素をやり尽くすつもりだったが、結局一応クリアしてエンディングを見たのは約2ヶ月後、プレイ時間は200時間ちょっと。どれほどのめり込んだかお分かりいただけるだろうか。
やり始めてすぐあまりの自由度と世界の作り込みに慄いた。しかしこちらはゲーム用のPCもPS4を持っていないので最新のゲームに触れているとはいえず、じつはこれが今の標準に追いついたか劣るくらいなのではと海外の評判をマメにチェックした。
結果はまあ、英語版Wikipedia(https://en.wikipedia.org/wiki/The_Legend_of_Zelda:_Breath_of_the_Wild)のReceptionを見れば分かるようにほぼ完璧な評価。外国人のゼルダ好きは異常なレベルだが、ゼルダ史上においても最大級の賛辞を与えられているようだ。
ここ数年の家庭用ゲーム業界の雰囲気としては、洋ゲーオープンワールドこそゲームの最先端で、和ゲーはもう人海戦術によるAAAタイトルの開発スタジオには敵わず、職人芸によるゲームバランスのみに秀でた小ぶりのゲームをつくるしかなく、歴史的使命は終わったのだと、そんな感じだったと思う。
しかし結局のところ、任天堂EPDこそ世界最強のゲームスタジオであり、ただ任天堂自社ハードの低性能戦略が枷になっていただけだったと証明されてしまった。
喜ばしく感じるとともに一体他の国産メーカーは何をやっているのかと悔しくもあった。ソシャゲでふやけてしまったか。
もちろん不満点も多々あった、ムービー多すぎじゃない、とかタイトルダサくない、とか。しかしいつになく積極的な情報開示、多々公開される開発者のインタビューを読むにつれほぼ納得。タイトルについても、100時間を超えたあたりでこれしかないと納得するに至った。
つまり「時のオカリナ」や「ムジュラの仮面」と「ブレス オブ ザ ワイルド」はイコール。この世界において野生の息吹こそがキーアイテムであり主人公なのだ。
ともあれまぎれもない傑作に接した興奮の中、この歴史的ゲームに対し自分ができることは何かと考え、やりこみ要素の一つ、世界に900個あるという「コログの実」をコンプしようと思ったのだ。で、コンプしたらコンプ報告を兼ねてレビューみたいなのを書こうと思った。
そして今2017年12月31日.プレイ時間は500時間を超えたが未だにコンプに至っていない。
攻略本にはすべての位置が載っているらしいので、それを見ていない証明はできないし、こういう(「押井守の『Fallout 4』通信」http://jp.automaton.am/articles/osii-fallout4/)押井監督のロールプレイに徹したやりこみとは違い、やりこみプレイとしての質はあまり高くないだろう。傍から見たら何の意味もない。
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド: 任天堂公式ガイドブック (ワンダーライフスペシャル NINTENDO SWITCH任天堂公式ガイ)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/05/11
- メディア: ムック
それでも、もう自分の中では自分との戦いというか、祈りにも似た行為となり止めるわけにはいかなくなっている。
やってみようと思ったのは、これ時間さえ掛ければ絶対やり遂げられるはずのものだからだ。
例えば後から出たマリオオデッセイ。これもクリアはしたが、純粋なアクションゲームなのでアイテムコンプするにはフレーム単位でのミスのないコントローラー操作が要求される。変態レベルの集中力と反射神経が必要。とても無理だ。スプラトゥーン2も買ったが、こちらを極めるというとランクS+を取ることだろうか。もちろん対戦ゲームなので他プレイヤーより多く勝ち続けなければならない。ちなみにC〜Bランクあたりを行ったり来たりでとても無理。
スーパーマリオ オデッセイ 【オリジナルマリオグッズが抽選で当たるシリアルコード配信(2018/1/8注文分まで)】 - Switch
- 出版社/メーカー: 任天堂
- メディア: Video Game
Splatoon 2 (スプラトゥーン2) 【オリジナルマリオグッズが抽選で当たるシリアルコード配信(2017/10/26-2018/1/8注文分まで)】 - Switch
- 出版社/メーカー: 任天堂
- メディア: Video Game
しかるに「コログの実」集めはただ広いマップに隠されたそれを探すだけ。アクション要素も多少はあるがどうということはない。他プレイヤーとの競争もない。よしやろう。と、思うじゃん。
しかしこのBotWのマップの広さは伊達じゃない。シームレスでこんなに広いマップは体験したことがない。しらみつぶしが出来ないのだ。今までいかにステージやエリアという限られたスペースの積み重ねのみで遊ばされていたことか。
どうすりゃいいのか。ゲーム内に表示されるマップをスクショ撮ってプリントアウトして繋げてアナログのマップ作って歩いた場所を記入しようかとか思ったが、有料DLC第1弾での「足跡モード」と「コログの面」これだよ。喜んで導入。導入直後はおもしろいように取れた、が、当然残り少なくなるに従い見つけるのは難しくなる。残り100を切ったあたりでは1時間に1個見つければ上出来。ただただ見落としている場所を探して歩きまくる。世界が手抜きなく作り込まれていて歩いているだけでもいろいろあって楽しいんだけど、さすがに、もう身悶えするほどの苦行と化す。
今残り25ってところでさっぱり見つからないんだけど、DLC第2弾が来たのでそっち堪能しています。普通のパズルやボス戦楽しい。報酬はバイクよりなんか崖を簡単に上り下りできるものがよかったなあ。とにかく上下移動がつらいから。
そんなこんなで今年はゲームばっかりやってました。来年もBotWで遊びます。夏までにはコログコンプしたいな。
Nintendo Switch Joy-Con (L) ネオンブルー/ (R) ネオンレッド
- 出版社/メーカー: 任天堂
- メディア: Video Game
アルバムにはハイラルで撮った綺麗な風景がたくさん貯めてあるけど、あえてこの一枚を上げたい。
500時間やってバグらしいバグこれくらいですよ。どっかから落ちて崖の中に入れちゃった。
この後アップデートあったからもう塞がってるかもしれないし、万が一開発者が見たら是非塞いで欲しい。
良いお年を。
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